クレジットカード現金化は何のために?キャッシングと手数料の違いを比較!
クレカ現金化の需要
なぜクレジット現金化は需要があるのか?という事について触れていきたいと思います。
理由はいくつか考えられますが、大きなところで言うと、「借入先がもうない」「やみ金は利息が高すぎて怖い」「クレジットの請求なら家族にばれない」といったようなものがあるのではないかと思います。
では、ここでは2番目の「やみ金は利息が高すぎる」という点に注目して、クレジットカードの現金化は金利が安いのかどうかを考えていきたいと思います。
まず、現金化の仕組みについてですが、いくつか手法があるものの、大別して2パターンです。
① ブランド品や商品券などを購入して、買取業者に買ってもらう。
② キャッシュバック付商品を購入して、キャッシュバックをもらう
おもにこの2つです。
近頃では2番目のキャッシュバック付商品を購入してキャッシュバックをもらう手法が増えてきています。
さて、ここで大事な金利の部分ですが、①は単純に購入金額-売却金額の差分がその金利の代わりを果たす事、更に購入時にカード会社で決済する事になるので、決済方法に応じたカード会社の金利(ショッピングで14~16%程度が相場)となります。
次に②についてはキャッシュバック率という還元率を各業者がアピールしています。
高いもので97%などもありますが、概ね80%~90%でしょう。加えてやはりカード会社の金利となります。
購入-売却(もしくは還元率)はさておき、金利は確かに安いことが分かりますね。
まだまだ需要がありそうです。
現金化とキャッシングを比較
クレジットカードのショッピング枠30万円を利用した場合と、キャッシング機能で30万円を利用した場合を比較してみました。
まずショッピング枠を90%の換金率で現金化し、支払い方法は金利15%のリボ払いです。
某カード会社のシミュレーションツールで計算したところ、毎月2万円ずつの支払いをすると支払い手数料総額は29,277円になりました。
現金化したときには10%の手数料を差し引いて、27万円手元に入ります。
現金化の手数料3万円+リボ払いの手数料29,277円なので、合計59,277円の手数料を支払うことになります。
キャッシングの金利18%リボ払いを利用した場合は、同じように2万円ずつ支払った場合、手数料が36,309円かかります。
現金化の手数料はかかりませんので、現金化より22,968円はお得になりますね。
利用金額が大きくなって換金率が変わってくれば、現金化利用もよりお得になりますが、手数料だけを見るとキャッシングのほうがお得に思えます。
しかし、そうしてもキャッシングを使いたくない、枠が空いていないというときには急場をしのぐのに便利です。